2009/07/27
遺伝子組み換え 5
月のとうふ通信(十九)
4回に渡り、遺伝子組み換え技術に対する僕の考えを書いてきましたが、皆様はどうお感じになったでしょうか。やはり僕は応援する気になれません。
「月のとうふ」としても、お客様の口に入り、それが血肉となる以上、不完全なものは使いたくないと考えています。人間の都合で改変されていない「在来種の大豆」を使うのも、そういうところに理由があります。
大豆については非遺伝子組み換えのものを間違いなく調達できます。問題は、「油」です。町で店舗ができれば、油揚げやがんもどきなどの揚げ物も商品としてお出しします。その際に使用する菜種油の調達をどうするか。国産の菜種はほとんどないといってもいいような生産量。輸入されているものは80%が遺伝子組み換えです。頭の痛い問題ですが、オープンまでには、使用油も探さなければなりません。